印刷前準備

ユポの搬入

印刷する24時間前から、印刷室と同条件の雰囲気下に、ユポを開封しないで搬入してください。冬期は、48時間前をおすすめします。(ユポの温度を印刷室温度まで上げるためです)

この目的は、冷たいユポが突然暖かい印刷室に移された時に発生する結露(ユポ表面の汗かき現象)を防止するためです。結露が発生したユポは、フィーダー不良やインキ転移不良などのトラブルを引き起こします。

ユポの開封

各包み上下2枚のチップボールに隣接するユポはカールしていることが多いので、除去してください。各包みのユポの枚数は、ラベル表示より2枚多くなっています。開封したユポは、必ず平らに保管してください。

ユポを曲げたまま放置すると、紙ぐせ(カール)がついたままとなり元には戻りません。エッジを揃えて、段差を付けないように保管してください。

紙積み

印刷直前に十分風入れした後、フィーダーに紙積みしてください。前日からの積み置きは紙間エアーが抜けて、給紙不良となる場合があります(紙積み枚数はFGS 130で5,000枚位までが目安です)。

紙折り

紙積み時ユポの紙折りは絶対にしないでください。

紙折りをすると折り目が消えないので、裏付きの原因になります。

ユポに最適な印刷室の条件

次の様に設定してください。

室温
20~25℃
湿度
50~70%RH
  • 室内湿度が低い(40%以下)場合に静電気トラブルが発生することがあります。
    (例えば給紙不良、紙の不揃い、ちりや紙粉の付着など)