日本エレクトロニクス工業株式会社様へのインタビュー

日本エレクトロニクス工業株式会社様のご紹介

日本エレクトロニクス工業株式会社様は、1961年(昭和36年)に、開発・設計デザインの技術集団として設立されました。マイクロコンピュータ応用技術をはじめとして、最新の高級言語によるソフト設計、独自のハードウェアーおよびメカニズムで開発設計された関連機器の開発から生産まで、国内はもとより、海外においても高い評価を得られています。2019年には今回ご紹介のBS5609規格認証GHSラベル発行カット紙フルカラーラベルプリンター「JP621-LC」を発売されました。この度は同プリンターの開発販売に携わられているCPS事業部 事業部長 宮崎様にインタビューをさせていただきました。

日本エレクトロニクス工業株式会社

CPS事業部

事業部長 宮崎 雅巳 様

(所属部署・役職はインタビュー当時のものです)

日本エレクトロニクス工業株式会社様の会社情報WEBサイト

プリンター「JP621-LC」WEBサイト

貴社プリンターのコンセプトをお教えください。

「JP621-LC」には以下の特徴があります。

  1. 1.短時間に用紙交換、用紙補給が可能なため、多品種少量のラベルを素早く プリントできる。
  2. 2.ラベルが雨に濡れても剥がれず、直射日光にも強いため屋外保管ラベルに最適。
  3. 3.型抜きされたラベルに高精度に印字が可能なため、面付け枚数の多い小さなラベルも安心して印字できる。
  4. 4.高密度バーコード、微細な文字も安心して印字できる。
カット紙フルカラーラベルプリンター「JP621-LC」

何か課題があってユポをご検討いただいたのでしょうか? またユポを検討しようと思った決め手があればお教えください。

30年前のドラム缶印字方法は、ステンシルという切抜き文字の型を使用して塗料スプレーで直接印字することしかできませんでした。屋外での印字となるため、雨の日や風の強い日には大変な苦労があり、時には出荷が遅れてしまう事がありました。これを解決するためには、ラベル化がベストと考えて挑戦を始めました。
屋外長期保管への耐久性はもちろん、曲面で密着し易く、荒れた面で剥がれにくい素材としてPET素材よりも柔軟性のあるユポを検討しましたが、当時は印字後の熱によるカールが激しく、開発を断念しました。その数年後に、新たなプリンター投入時にトナー定着温度を下げつつ、トナー密着を維持する工夫し、何とかユポに印字ができるようになりましたが、品質は完全なものではありませんでした。今回発売のユポは、熱によるカールが抑制され、トナーの密着、擦過性も向上したため、より耐久性のあるラベルが作成可能となったことで、屋外使用のラベルに提案がしやすくなりました。

ユポと他のフィルムメディアとの違いを感じたことはありますか?

ユポはPET素材と比較して、柔軟性があり容器から剥がれにくい、価格的にも安いというのが魅力でした。また、他の合成紙と比較しても、色再現性、トナー密着と擦過性に優れるなど印字品質が安定しています。また、紙ラベルと比較して、水や汚れに強く、破れにくい点が評価され、輸出用の容器ラベルに最適で、急速に採用が進みました。

貴社プリンターとユポの組み合わせで、海上輸送用ラベルに関する英国規格「BS5609」で最も厳しいセクション3の認証を取得されています。こちらの規格を取得しようと思ったきっかけをお教えください。また、取得された後に反響がありましたらお教えください。

海上輸送で欧州に輸出するには特別な規格(BS5609)を取得したラベルが必要との情報を得たことがきっかけです。近年の展示会では、この規格の存在を認知しているお客様が増えていることも感じております。日本も英国同様の島国です。事故が発生してからでは遅いので、発生前の周知と啓蒙活動を今後強化していきたいと思っています。
また、「BS5609」は海上輸送が前提のラベルが対象ですが、認証ラベルの優れた特性(トナー定着・擦過性、剥がれにくさ)を活かせる用途への展開が期待できます。実際にその点を評価され、屋外放置・暴露される容器ラベル、案内ラベル、注意警告ラベル、説明ラベルなど多数の実績があります。

  • 海水に24時間浸漬後、海水と砂の混合物の中で転がし、印刷内容が問題なく把握できるかをテストします。
    その他にテープ剥離テストや屋外による耐候性テストなども行います。

貴社プリンターでユポを印刷できるようになったことで、得られた効果やエピソードをお教えください。

ユポと同じ材質(ポリプロピレン)の容器にユポラベルを使用することで、リサイクル時に剥がす手間が軽減し、水性インクの容器や機械工具の刃を入れる容器など、新たな用途開拓ができました。
数量的に導入が最も進んだ用途は、ドラム缶に貼付され、一時的に屋外保管される化学品の製品ラベルや輸出向けの製品ラベルです。ユポの耐久性に加え、ラベルサイズがA5、B5、A4と大きいサイズのため、弊社プリンターとの相性が良い点を評価頂き、用紙を納品するシール印刷会社様には喜ばれています。

今回ご採用いただいたユポの今後の活用と展開予定があればお教えください。

最近では、複数の輸出相手国に向けた合体ラベルの提案をおすすめしております。ドラム缶に貼付する化学品製品ラベルは、輸出先に合わせて言語を変える必要があります。他国を経由しての輸出もあり、複数の言語表記をする必要があるため、弊社ではシステム開発を行い対応しました。3カ国を1枚のラベルに合体したもので、2~6カ国合体の実績があります。ラベル自体に複数国を経由しても問題ない強度が必要なため、今回の耐水密着・擦過性の高いユポが最適と考えています。

ドラム缶に貼付する化学品製品ラベル

弊社に対するご要望があればお教えください。

BS5609規格は、英国から生まれたことから欧州での採用が進んでいることと伺っています。しかし、その使用状況などの実態についてはほとんど知りえておりません。欧州に営業拠点を持っておられるユポ・コーポレーションのご協力を得て、実態を把握し、更なる拡販戦略を立てたいと考えております。ご協力をよろしくお願いいたします。

ユポ・コーポレーション担当から一言

30年前のドラム缶印字のラベル化、最近の合体ラベルとユポの特徴を最大限に活かし、ご採用実績を増やしていただき、大変ありがたいです。日本エレクトロニクス工業株式会社様から頂戴したご要望を真摯に受け止め、引き続きご協力を頂きながら、ぜひ拡販に向けてご協力をいただければと思っています。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、どうもありがとうございました。

  • 「ユポ」及び「ユポタック」は株式会社ユポ・コーポレーションの登録商標です。

お気軽にお問い合わせください

見本帳や気になる製品は、サンプル請求フォームよりお求めいただけます。その他お問い合わせについてもお気軽にご連絡ください。

製品に関するお問い合わせ

0120-103285

企業などに関するお問い合わせ

03-5281-0811(代表)

受付時間9:00~12:00 13:00~17:45(土日・祝日除く)