- 製品情報
持続可能な循環型社会をめざして
バイオマス樹脂配合の合成紙「ユポグリーンシリーズ
ユポ電飾用紙BLRG 150」開発
~オレフィン系合成紙として日本で初めて製品化した「ユポグリーンシリーズ」に半透明品が新規ラインナップ~
2021年7月1日

株式会社ユポ・コーポレーション(代表取締役社長 渡邉真士、本社:東京都千代田区神田駿河台、以下「当社」)は、ファストフード店や駅等で使用されるバックライトポスター(電飾看板)を主用途とした新製品「ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙 BLRG 150」を開発いたしました。「ユポグリーンシリーズ」は、2019年3月に販売を開始した、国内初のオレフィン系バイオマス樹脂配合合成紙です。
- ※1本製品は、「ユポグリーンシリーズ」の新規ラインナップ製品として、2021年秋より販売開始予定です。
当社は、1969年の創業以来、持続可能な循環型社会をめざし、環境問題をはじめとする社会課題の解決を使命として事業を展開しています。2019年には創業50周年の節目として、新たに「環境憲章」を策定。国連が定める、持続可能な開発目標(SDGs)の中で、目標12「つくる責任つかう責任」及び目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献すべく、従来製品の主原料や製造方法の見直し、並びに新製品開発など、効率的な製品開発・エネルギー利用に取り組み、環境負荷低減を目指した事業活動を行っています。
当社が製造・販売をしている電飾用途の製品は、ユポ特有の光の乱反射を利用することで、蛍光灯などの形状が裏移りすることがなく絵柄を綺麗に表現でき、また非点灯時にも十分な見栄えを実現できる為、昼夜兼用のバックライトポスター(電飾看板)などに最適な商品です。今秋より販売開始となる新製品「ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙BLRG 150」は、製品特性は現行品そのままに、バイオマス樹脂を配合することで、現行の当社製品からの切り替えにより、年間約7tのCO2排出量削減効果※2が見込まれます。(国内ベース)当社ユポグリーンシリーズは、内部にミクロボイド(微細な空孔)を有しているため、同用途のPET系製品に比べてプラスチック使用量を32%削減※3、加えてバイオマス樹脂配合によりCO2排出量を約40%削減※4することが可能です。今後も当社が策定した「環境憲章」に基づき、環境配慮型の製品ラインナップ拡充に取り組んでまいります。
- ※1「ユポグリーンシリーズ」は、オレフィン系合成紙としては、国内で初めてバイオマス樹脂を配合し生産された製品です。
※2、※3、※4 CO2排出量は、⼀般社団法⼈サステナブル経営推進機構の「カーボンフットプリントコミュニケーションプログラム 基本データベースver.1.01(国内データ)」より算出。PET 系基材との⽐較(⾯積基準)は当社調べ。
- バイオマス樹脂配合でCO2排出量削減に貢献
- ユポ特有の光の乱反射を利用することで、バックライトポスター(電飾看板)に最適
- 国内初のオレフィン系バイオマス樹脂配合合成紙の新規ラインナップ製品
製品概要
製品名 | ユポグリーンシリーズ ユポ電飾用紙 BLRG 150 | |
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型番 | BLRG150 | |
厚み・坪量 | 150μm・153g/m2 | |
製品特徴 | 半透明(現行品BLR150と同等) 現行品「BLR150」のバイオマス樹脂配合品 |
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印刷方式 | 油性・UVオフセット印刷。 今後ワイドフォーマット向けにもラインナップ予定。 |
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製品用途 | バックライトポスター(電飾看板)用途 | |
テストサンプル | ご要望の場合はお問い合わせください。 | |
販売開始 | 2021年秋より | |
販売目標 | 2022年度 5,000 t(ユポグリーン全体) |
ユポ・環境憲章
2019年に策定した当社独自の環境憲章
具体的な取り組み
①開発段階から、安全性と環境および消費を考慮した技術および製品の開発

②生産の効率化および生産設備の省エネルギーを積極的におこなうことによりCO2排出量の削減を推進

③サプライチェーンを通じた自社製品のリサイクルおよび外部調達リサイクル材の有効利用を推進

④法令はもとより、定期的な見直しと継続的改善によって定める独自の基準を守り、環境汚染を予防

本件に関するお問い合わせ
ユポ・コーポレーション 営業本部 営業部 営業2グループ
- TEL03-5281-0815
- FAX03-5281-0819
- ※「ユポ」、「ユポグリーン」及び「YUPO」は、株式会社ユポ・コーポレーションの登録商標です。