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創立50周年に感謝を込めて

2019年5月10日

株式会社ユポ・コーポレーション
代表取締役社長
藤原英幸

ユポ・コーポレーションは、2019年5月に創立50周年を迎えます。
ゼロからの出発、失敗と成功を重ねてきた50年の歩みは、両親会社、印刷・加工会社様、代理店・卸商の皆様、そして弊社先達の支えがあったればこそ、更なる高みをめざす今があります。
改めて高付加価値製品ユポをもって社会に役立つ100年企業をめざすに当たり、御礼と近況ご報告を申し上げます。

フロンティア精神を胸に、ユポの可能性を広げていく

当社が創立50周年を迎えることができたのは、ひとえに多くのお客様のご愛顧ならびに関係者の皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。当社の歴史は、石油化学の勃興期に森林資源の保護を視野に、天然紙に代わる夢の紙――合成紙を創ろうとの決意から始まりました。当初は樹脂から白い紙を創り出すことがなかなかできず、一応の完成を見た後も印刷トラブル等に悩まされ、事業存続が危ぶまれる時期が続きました。しかし、王子製紙※1、三菱油化※2、両親会社の多年にわたる支援によって事業が軌道に乗り、ユポは合成紙市場でトップシェアを獲得するに至っています。
ユポはリサイクル可能な環境負荷の少ない製品であるとともに、多様な機能を備え、現在、洗剤ボトル等に活用されているインモールドラベルやバーコードラベルをはじめ、身近な用途に広く普及しています。また、投票用紙へのユポの採用により即日開票が実現するなど、社会システムの進化の一端も担ってきました。

こうしたユポの発展は、両親会社のみならず、長年にわたりユポを支えていただいた代理店、卸商、印刷・加工会社などの「ユポファミリー」の皆様なしにはありえませんでした。皆様には、ユポがまだ使い勝手の悪い時代から一緒になってユポを使いこなすノウハウを培い、用途開拓に取り組み、マーケットを築いていただきました。
当社もまた、幾多のクレームやトラブルから逃げることなく、一つひとつ原因を究明し、問題解決を図る中で技術改善を重ねるとともに、現場で得たお客様の声を新商品の開発に結実させてきました。顧客満足度の向上のために懸命に知恵を絞り、骨身を惜しまぬことが当社創立以来の不変のスタンスであり、ユポファミリーをはじめ、すべてのステークホルダーと繁栄を分かち合うwin-winの関係こそユポのあるべき姿です。

皆様からは、今も印刷加工交流会などを通じて貴重なご意見をいただいており、これを更なる技術向上や商品開発に反映させなければなりません。特に昨今、レーザー印刷への対応、環境配慮型製品、両面一般インキへの対応について数多くの要望が寄せられています。このうち、レーザー印刷に関しては、昨年ついにリコー製プロダクションプリンタでのユポの印刷が可能になりました。また、環境配慮型製品につきましても、CO2排出削減に寄与するバイオマス樹脂を用いた「ユポグリーン」を今春上市いたしました。今後、同製品の拡販に努めるとともに生分解性のユポなども手がけ、環境負荷低減に貢献したいと考えております。一方、両面一般インキ対応製品の開発も着実に進捗し、上市の目途がつきつつあります。鹿島工場の隣接地に新棟を建設中の開発研究所を軸に、これら新製品の開発をさらに加速してまいります。
当社は、2016年~2020年の中期経営計画の策定と併せ、合成紙のリーディングカンパニーとしての地歩を固めるべく、2035年にユポ・グローバル全体で売上高500億円超という目標を掲げました。これを達成し、100年企業へと歩み続けるには、当社の諸先輩やユポファミリーの皆様が築き上げた実績を受け継ぎつつ、革新的な技術・製品の創出に挑み、新たなマーケットを開拓しなければなりません。今一度創立当初のフロンティア精神に立ち返り、ユポの可能性を大きく広げていく所存ですので、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

2019年5月

  1. ※1現王子ホールディングス
  2. ※2現三菱ケミカル