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バイオマス樹脂を配合した環境配慮型ユポ「ユポグリーン」FEBG 300を3月1日より販売開始

2019年2月15日

株式会社ユポ・コーポレーション(代表取締役社長 藤原英幸、本社:東京都千代田区神田駿河台)は、2018年に開発した、バイオマス樹脂を原料に配合した「ユポグリーン」の厚手タイプ「FEBG 300」を2019年3月1日より販売します。

従来の合成紙ユポは、石油由来のポリプロピレン樹脂と無機充填剤を主原料としていますが、「ユポグリーン」は、石油由来樹脂の代替に“オレフィン系のバイオマス樹脂”を一部配合した“新しい製品シリーズ”です。従来と同等の品質性能で、温室効果ガス(CO2)排出量削減に寄与する環境配慮型の製品シリーズであり、オレフィン系バイオマス樹脂を使用した国内初の合成紙となります。

今回、「ユポグリーン」として初めて販売する「FEBG 300」は、当社の代表製品「ウルトラユポ」の厚手タイプ(FEBA 300)にバイオマス樹脂を配合したもので、用途としてメニュー、カタログ、POP、名刺といった厚みの求められる商業印刷分野に展開してまいります。今後は、「スーパーユポ」などのユポ製品にも順次バイオマス樹脂を配合し、「ユポグリーン」シリーズのラインナップを拡充していく予定です。

配合するバイオマス樹脂は、サトウキビなどの植物を原料としており、植物が育成する際に光合成をおこない、大気中のCO2を吸収するため、焼却廃棄時に放出されたCO2をゼロと見なすことができるカーボンニュートラルな原料です。今回販売する300ミクロンの厚手タイプでは、従来品と比較し、A4用紙100枚で約7時間分の蛍光灯消灯(40W)と同等のCO2量削減効果を持ち、ガソリン消費で生じるCO2削減量に換算すると、乗用車1.3km走行分の効果が見込めます。2022年度の国内販売目標量である、「ユポグリーン」約5,000トンでは、約480トンのCO2削減が見込める試算です。これは、ガソリン消費で生じるCO2削減効果で換算すると、約20万リットル分(乗用車で地球111周分)に該当します。1

合成紙ユポは「森林資源の保全」を目的として開発され、1972年に上市されました。近年、国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標)やCOP242でのパリ協定実施に向けた指針の採択など、環境保全やCO2削減に関する意識は世界規模で大きな高まりを見せており、素材市場においても、環境対応を求める声が大きくなっています。今回の「ユポグリーン」は、従来の「森林資源保全」の思想を一歩進めた環境配慮型の合成紙であり、今年の5月に創立50周年を迎える当社は、「ユポグリーン」を100年企業に向けた戦略製品の一つに位置づけています。

今後は、2019年秋に「ウルトラユポ」の他の厚みや「スーパーユポ」、「アクアユポ」にもバイオマス樹脂を配合する予定であり、ポスターや地図、包装紙などの用途にも展開し、2020年度に「ユポグリーン」シリーズ国内合計で年間2,000トンの販売を目指します。さらに、商業印刷分野のみならず、ラベル用途向けも展開することで、2022年度には国内で年間5,000トンの販売を目指します。これは、当社鹿島工場における年間生産量の約20%に該当します。将来的には、グローバルにも展開し、すべての従来製品をバイオマス樹脂配合の「ユポグリーン」シリーズに切り替えることを目標としています。

  1. ※1国土交通省 乗用車平均燃費値(JC08モード 2015年) 21.6km/リットルから自社換算
  2. ※2国連気候変動枠組条約第24回締約国会議

FEBG 300 製品概要

製品シリーズ ユポグリーン
型番 FEBG 300
厚み ・ 坪量 300μm ・ 234g/m2
品質性能 「ウルトラユポ」の厚手タイプ(FEBA300)と同等品質
常備在庫サイズ 四六全判788mm×1,091mm、菊全判636mm×939mm(入数125枚/包)
販売開始日 2019年3月1日(国内での販売開始日)
製品特徴
  • 従来の合成紙ユポと同等の品質・性能でオレフィン系バイオマス樹脂を配合した温室効果ガス削減タイプの合成紙ユポ。
  • オレフィン系バイオマス樹脂を配合した国内初の合成紙。
製品用途 メニュー、カタログ、会社案内、POP、名刺、タグ、荷札などの国内商業印刷分野。
製品展開
  • 2019年秋には「ウルトラユポ」の300μm以外の厚みや「スーパーユポ」、「アクアユポ」のすべてにもバイオマス樹脂を配合し、「ユポグリーン」シリーズを拡充予定。
  • 将来的には、ラベル用途向けなど従来ユポ製品へのバイオマス樹脂配合も想定。
  • 「ユポグリーン」シリーズとして販売する製品は、完全置き換えとし、従来製品(非バイオマス樹脂配合)は販売中止の予定。
販売目標 2020年度 約2,000トン、
2022年度 約5,000トン(鹿島工場における年間生産量の約20%に該当)

本件に関するお問い合わせ

ユポ・コーポレーション 営業本部