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『Dream Seed Project in Melbourne』が開催されました。

2007年2月1日

©Photography David Simmonds
©Photography David Simmonds

2006年12月31日にオーストラリアのメルボルン市で『Dream Seed Project』が行われました。『Dream Seed Project』とは、未来への夢や希望を募集し、それを一人一人が「夢のたね」に書き込み、LED(発光ダイオード)を取り付け、熱気球に乗って上空へと運び、星のように地上へと蒔くというプロジェクトで、光のアーティスト、高橋匡太さんが2005年11月に福井県あわら市で行ったアートプロジェクト「夢のたねプロジェクト」を2006年8月から滞在されたメルボルン市で同市の協力を得て再現させたものです。
あわら市の「夢のたねプロジェクト」で当社がユポトレースTPRA-90を提供させていただいた経緯から、今回も同製品を使い制作した『夢のたね』の型紙をオーストラリアまで送付させて頂きました。
本イベントについて、現地で高橋さんのサポートを行ってこられた川口さんにレポートいただきましたのでご覧ください。

『Dream Seed Project in Melbourne』
by川口怜子

©Photography David Simmonds

2006年12月31日、フェデレーションスクエア。
午後9時15分、ドリームシードの開催を告げるかのように、ヤラ川にて花火が打ち上げられた。最後の花火が打ちあがると、続いて会場であるフェデレーションスクエアにドリームシードの開催を告げる一声が響き渡る。

「Hello Everyone! I'm a Dream Seed artist, Kyota Takahashi」

会場に設置されたステージに、高橋匡太さんがメルボルン市のジョン・ソウ市長(Melbourne Lord Mayor John So)と立ち、集まった1万を超える観衆に声をかける。一つ一つのDREAM SEEDが一人一人の手によって思いを込めてつくられたこと、ここで行われるDREAM SEEDのイベントがみんなのものとして共有されるべきものであることが、今日に至るまでの膨大な時間や思いが混じり合ったような熱い声で集まった人々に投げかけられる。

「Did you make a Dream Seed?!」
「Yeah!!」
という子供達の反応が会場からわき上がり、会場は更に熱気で包まれる。観客は光のシャワーが降り注がれる瞬間を今か今かと待ちわびていた。

高橋さんのスピーチが続く中、観客から「ウワー!!」という歓声が波のように押し寄せる。フェデレーションスクエアの建物の後ろから、長さ12mの大きさの飛行船が光の粒を蒔きながら登場したのだ。飛行船の旋回する経路に降り注がれる光のシャワー。光が舞い降りる姿が観客の目を奪う。

飛行船の登場を機に、会場に設置された4つのバルーンも高度をあげ光を降らせるタイミングを伺う。ゆらゆらと空をただようバルーンの姿。動く隙間も無いくらいに集まった人々の視線がバルーンの動きに釘付けになる。雑音が聞こえなくなるくらいに期待感で一杯になった会場で、一つ目のバルーンから3,000個の「夢のたね」が舞いだした。
人々に降り注がれる光。降り注ぐ夢を乗せた光のシャワーは、集まった観客をさらに高揚させ、人々は光に導かれるかのようにDREAM SEEDをつかもうと手を伸ばす。降り注ぐ光。光をつかむ手。空から舞い降りた幾数もの光は、観客の中に吸い込まれていった。

舞い降りたDREAM SEEDの数は計20,000個におよぶ。イベント終了後、帰路につく人々の手にはDREAM SEEDが握られていた。ワークショップで出会った子供達の姿もあり、彼等が嬉しそうにDREAM SEEDを手にしていた。

DREAM SEEDが終わり年越しムード一色の深夜の帰り道、確かに上空で蒔かれた20,000個のDREAM SEEDの片鱗がどこにも見当たらなかった。20,000という膨大な数のDREAM SEEDが誰にも踏みにじられることなくそのまま放置されることなく、誰かの手に渡ったということが光のシャワーの美しさを裏付ける。また、そのことがDREAM SEEDに書かれた夢や思いは確かに誰かのもとへ届けられたと確信させるのだ。

本件に関するお問い合わせ

ユポトレースについて:
ユポ・コーポレーション 営業本部

『Dream Seed Melbourne』プロジェクトについて:
Fed Square Pty Ltd: