ラミネート

  • ラミネートする相手材料により最適条件が異なりますので、ご検討のうえお取り進めください。

ユポ/ユポ、非吸湿材/ユポ

  1. 1.ロール/ロールのラミネート
    • ドライラミネート方式が適します。2液硬化型の接着剤をおすすめします。カール防止のため、テンションバランスに留意し、シートで使用する場合は完全に硬化する前に断裁してください。
    • LDPEなどのサンドイッチラミネート方式も可能ですが、熱収縮を起こすことがあるので冷却ロールの管理に注意してください。高いラミネート強度が必要なときは、あらかじめユポにプライマーコート(AC剤コート)を行ってください。
  2. 2.ロール/シートのラミネート(プリントラミ)
    • シート印刷されたユポにフィルム(PP、軟質塩ビ、PET)をラミネートする場合
    • 2液硬化型の接着剤をおすすめします。カール防止のため
      1)ロール状フィルムのテンションをできるだけ低くしてください。
      2)ラミネート後、フィルム側を上面にして巻き取り、カールを矯正してから切断してください。
    • PPラミネートの場合はあらかじめホットメルト接着剤がコートされているPPフィルム
      (ラミタックなど)の使用が可能です。(室外用途、水まわり用途では、事前テストが必要です)
  3. 3.シート/シートのラミネート(熱プレスラミ)
    • シート印刷されたユポに、硬質塩ビのシートをラミネートする場合
    • 2液硬化型の接着剤をおすすめします。接着剤は塩ビシートに塗布してください。
    • プレス温度は100~120℃が一般的です。温度が必要以上に高いとユポの収縮によるサイズ不良を起こすことがあります。加熱プレス後はカール及び寸法変化防止のため、ユポが常温に下がるまで加圧(冷却プレス)を続けてください。
    • 油性オフセット印刷のユポを熱プレス貼合する際は、インキ乾燥度合いを事前にチェックしてください。(インキ乾燥が不十分のまま貼合すると、インキにじみを引き起こすことがあります。)
    • スーパーユポ(FRB[G]/FRR[G])は熱プレスラミができません。(ラミシートとの接着が弱いため)

ユポ/吸湿材

  1. 1.合板とのラミネート

    接着剤として、変性酢ビ系やEVA系などのエマルジョンが使用可能ですが、強い接着力を要求される場合は二液硬化型接着剤をおすすめします。

  2. 2.剛性の低い吸湿材(紙)とのラミネート

    ラミネート後のカール発生の可能性が大きいのでおすすめできません。
    ただし、カール防止が可能であるケースならば接着剤として変性酢ビ系やEVA系などのエマルジョン接着剤が使用可能です。なおドライラミネートも可能です。