折り・スジ押し

折り

  1. 1.静電気トラブルを防ぐため機械周りの湿度を50%以上にし、除電装置を併用してください。
  2. 2.ユポの中では、FGS 95が最も折りやすいグレードです。
  3. 3.厚手製品(150μm品以上)ではスジ押し(スジ入れ)を推奨します。
  4. 4.最後に折る方向とユポの目を平行にしてください。
  5. 5.折り機及びその調整は次の点に注意してください。
    • できるだけ精度の高い機械を使用してください。
    • ローラーは、ゴム/スチールのコンビネーションタイプを使用してください。
    • 摩耗していないロールを使用して頂くことが重要です。
    • ロール圧は左右均等に、できるだけ強く設定してください。
    • 紙送りは必ず正確にロールと直角にセットしてください。
  6. 6.デリバリー部では、立て揃え排紙機を使用してください。ベルト方式は、作業が困難です。
  7. 7.ページ折りでは8ページ折りをおすすめします。16ページ折りの場合は事前にテストしてください(ユポは130ミクロン以下が適当です)。
  8. 8.空気が抜けない袋状の折り(例えば32ページ折り)は、ユポでは困難です。
  9. 9.ユポの印刷シートには裏移り防止パウダーが比較的多く散布されています。事前のパウダー取りが必要になる場合がありますので、印刷部門や印刷会社への確認をおこなってください。
  10. 10.デリバリーで排出された後、反発して折りが戻る傾向がありますが、ゴムバンドやひも、あるいは重しなどで圧をかけておくと数時間で折りくせがつきます。
  11. 11.アルファユポは割れやすいので、ユポの目と直角方向には折らないでください。ユポの目の方向に沿って、あらかじめ熱によるスジ押しをした後に折ってください。

スジ押し

  1. 1.ユポの厚手グレードを折る場合、あらかじめスジ押しをした後で手折りするのが有効です。
  2. 2.スジ押しの機械は熱をかけられるタイプで、通常よりも高い圧でスジ押しすると効果的です。
  3. 3.板紙での通常圧よりも高い圧力でスジ押しすると効果的です。