ユポについての注意事項
基本的には、紙加工用のマシンが使用できます。ただし、紙と異なる性質もありますので下記項目をあらかじめご理解ください。
- 1.
ユポは吸水性も通気性もありません。
- ※一部グレード「アクアユポ」には吸水機能があります。
- 2.ユポは高温雰囲気下に置かれると熱収縮を生じたり、変形したりすることがあります。熱収縮はユポの目の方向よりも、目と直角方向が大きくなります。
- 3.ユポは巻き取り使用の場合、テンションを極力小さくする必要があります。巻き取りの流れ方向に強く引っ張ると伸びます。この時、雰囲気温度が高いとより助長されます。
- 4.ユポは一旦エッジに傷が付くと、そこから裂けやすくなります。ユポの目に沿った方向はより裂けやすくなります。
- 5.ユポは折り曲げに対する反発が強く、折りが戻る傾向があります。
折り加工についてはこちらをご覧ください。 - 6.ユポを天然紙の印刷物と接触した状態で使用すると、ユポがカールしたり変形したりすることがあります。天然紙に印刷されたインキ中の溶剤分でユポが膨潤(溶剤アタック)されるからです。ユポと天然紙の併用は避けてください。